千代田区長の諮問機関である報酬等審査会で『千代田区長等の給料の額及び千代田区議会議員の議員報酬の額の適否について等』の答申案が、時代に逆行しているとテレビ、新聞等各種メディアで「千代田区議会議員の月額15万の内、10万円を議員報酬に付け替える」といった部分がクローズアップされました。
議会で政務活動費を見直し中であるにもかかわらず、あまりに現実と違う報道が行われたことについて「ちよだの声」を代表し、小林たかやが石川区長に対し第4回定例会中11月26日代表質問の冒頭に下記のように述べました。
記
この間のテレビ、新聞で千代田区議会の報酬及び政務活動費を巡る報道について、石川区長に以下の理由により断固抗議致します。
石川区長の報酬等審議会における人選、運営は、区議会の活動を混乱させ区政に不信感を与える行動です。報酬等審議会の構成委員は、千代田区特別職報酬等審議会条例の第3条により、区内公共団体の代表者か又はその他の住民から選ぶことになっていますが、あえて現在沖縄在住の元区議を人選しました。その元区議が主導した政務活動費月額15万円の内、10万円を報告義務のない議員報酬に上乗せするという驚くべき案を発表したことに端を発します。地方議会とは、2元代表制の一翼として独立した立場で区政をチェック監視し政策提案を行う唯一の議決機関です。今回の行為は区長が議会の権能を貶める(おとしめる)危険性を持つとともに他の報酬等審議会メンバーの皆様にも大変失礼なことです。
私たちちよだの声は、首長と責任を持って対峙出来る区議会を形成する上で報酬よりもむしろ政務活動費の方が重要であるという立場です。
石川区長の一連の行動に対し断固抗議し、報酬等審議会がどのような答申を出されても政務調査費の削減及び報酬の上乗せのような条例提案には、反対表明を致します。
小枝すみ子自身が本会議一般質問で述べた意見については自身のブログで意見を述べております。
この話題の特別職報酬等審議会は、12月10日(木)10:00から12:00頃まで千代田区役所の8階、第3委員会室にて開催されます。多くのマスコミが傍聴に来ます。一般の方の傍聴も可能です(予約不要)。
これまでの一連の議論で答申内容が変わるかも知れません。ちなみに今回審議会でこの意見を導いた前区議は、議員待遇者としての立場でメンバーとされているが代表も既に出席されているので同じ団体から2人参加という不自然なことになっている。