千代田区には現在大小含め科学館、博物館、美術館を合わせて多くのミュージアムがあります。それぞれのミュージアムが独自のアイデアを活かしたユニークなイベントを開催しています。
今回私たち、ちよだの声は丸の内のお濠に面した帝劇ビルの9階に位置する出光美術館へと訪問しました。出光美術館は今年4月に美術館をひらいて50年の節目を迎えており、普段にまして素晴らしい展覧会を開催されています。私たちが楽しんだのは、「美の祝典Ⅲ-江戸絵画の華やぎ」でした。江戸時代に活躍された歌麿の美人画や、酒井抱一による風神雷神図屏風、祇園祭りや江戸の風景を描いた屏風など大変見応えのある素晴らしい美術品を目の当たりにしました。
また伴大納言絵巻は平安時代に作成された国宝ですが、非常にわかりやすい解説や展示方法により、1200年前も今も人の思考や行動にはさして変わらないものがあることにうならせられたり、と非常に興味深いものでした。
普段あまり美術館とは縁の薄い生活をしていましたが、こうした機会を持てたことに心に豊かさを取り戻せる良い時間を過ごすことができました。出光美術館はもちろんですが、千代田区には「千代田区ミュージアム連絡会」という25のミュージアムが連携協力して文化・芸術の振興をに資することを目的とした会があります。
そうしたところで実施されている各種イベントや講座など是非参加して美術、史跡を巡る体験や講座などに耳を傾けてみる夏を過ごしてみてはいかがでしょうか?