千代田区民世論調査が毎年行われていますがその中には、「区民の定住性」を訪ねる項目があります。今回ちよだの声では、この項目に注目して15年前と今を比較してみました。
平成13年と平成28年では長期居住者と短期居住者が完全に逆転していることがわかりました。
調査は、短期(10年未満)、中期(10年~30年未満)、長期(30年以上)と分けて区民の定住性を確認する内容です。平成13年では長期居住者が半数以上の53%を占めていたのに最近では長期居住者は27%まで落ち込み、短期居住者が半数以上となっていました。
今後3年間で約3000戸のマンション供給が見込まれ人口の増加が予想されます。
目標人口5万人を既に超えた千代田区にとって今後右肩上がりの人口増加は、保育所の数や、義務教育世代の受入施設、インフラなどゆとりある計画的な住環境維持の観点から必ずしも好ましいとは言えないのではないでしょうか?
平成29年2月の千代田区民世論調査では区民は10年で半分の人が入れ替わるといった結果がでました。
新住民と旧来からの地域住民との交流機会が乏しく、最近頻繁に地域コミュニティ形成の問題が提起されていますがこうした現実を受けては解決の糸口を見つけるのは大変なことであるといえるでしょう。
前回の一般質問ではこの点をクローズアップした内容で行いました。ぜひ一般質問内容をご覧ください。 → 平成29年第3回定例会・小林たかや一般質問内容(全文)